年式の古いモデルと現行モデルを比較すると、ヘッドライトの構造上の違いから、前者の方が夜間の視認性が低い。そこで、ボディをレイブリックのマルチリフレクターに変更している
ブレンボ製ローターとAPレーシング製キャリパーの組み合わせ。絶対的な性能を考えれば現在主流の4ポットだが、スタイルを重視。それでもノーマル以上の性能を発揮する
吸排気系の変更により十分なパワーが引き出された。そのままでは油温上昇によるトラブルが想定される。そこで9インチ10段のコアを持つオイルクーラーに容量アップさせた
よりパワーを高めること、アクセルレスポンスを向上させるためキャブレターをケーヒンFCRに変更。口径は街乗りでの扱いやすさを考慮に入れて、φ37mmをチョイスした
GSX-Sカタナのマフラーといえばヨシムラというイメージが強い。が、オーナー様はテールアップスタイルや重量などを考慮して、ノジマエンジニアリングに落ち着いた
当店のオリジナルブランドである“マッコイ”のステップ。アルミ削り出しで製作され、ステップに求められる基本性能に加えて、所有感の高いアイテムである。カタナ用はラインナップされていないが、Z-J系用を使い、ベースプレートをワンオフ製作したうえで装着をはたした
アンダーカウルはレースで使われるモノだが、レーシーな雰囲気を高めるために採用。選んだのはブレイド製だが、装着にあたってエキゾーストパイプとの干渉部の加工が必要だった
リヤショックは旧タイプのオーリンズをレイダウンしたうえで装着。スイングアームはオーヴァー製を採用し、装着の前にピボット部のベアリングは抜かりなく交換した
このカタナはある程度カスタムされており、パーツも持込で当店にご依頼いただいた。しかしながら、単に用意されたパーツを組み込んだだけではない。パーツのマッチングの関係でボルトオンパーツでもそのまま取り付けることが不可能だったため、加工を施し取付けた。また、エンジンこそメンテナンスが行き届いていたため手を加えていないが、各部のベアリング打ち換えや電装系の刷新を行った。とくにこのカタナの純正電装パーツは生産終了となっていたが、別の年式を加工して組み込みリフレッシュを果たした。フレームの状態をチェックした上で補強も施されており、長く安心して楽しめる一台に仕上がった。
| エンジン総排気量 | 1,075cc |
|---|---|
| キャブレター | ケーヒンFCRφ37mm |
| エキゾーストシステム | ノジマエンジニアリング |
| ホイール | (F)テクノマグネシオ 3.00-18 (R)テクノマグネシオ 4.00-18 |
| タイヤ | (F)ブリヂストン BT-54 110/80-18 (R)ブリヂストン BT-54 150/70-18 |
| オイルクーラー | アクティブ |
| Fブレーキ | キャリパー：APレーシング CP2696 ローター：ブレンボ マスター：APレーシング サポート：ワークス |
| Rショック | オーリンズ |
| スイングアーム | オーヴァー |
| フレーム補強 | 10ヶ所 |
| シート | 表皮張り替え |
| ステップ | マッコイ（Z1000J系用） |
| ペイント | ペイント・オブ・ジョーカー |
etc.
