純正のメーターとヘッドライトは大きすぎ、若干見た目のバランスが悪いと感じていた。そこで、ヘッドライトには社外マルチリフレクター、メーターは細かな配線処理が必要になるがZ1000MkII純正を流用して、スリムに仕上げている
足まわりは長年空冷Zを手がけるうえで、同社が性能に信頼を寄せるパーツで構築されている。また、フロントフォークのアウターチューブをペイントするなど見た目も意識している点もポイントだ
よく見るとタンク下部のラインは日本刀をイメージし、上部はブラックからレッドにグラーデーションしていくこった外装に仕上げられている。ペイント・オブ・ジョーカーが具現化した
エンジンは弱点であるミッションなどをしっかりと対策したうえで、内部と外部ともに手が加えられている。なお、ストリートでの扱いやすさを重視し、後軸出力で110psに抑えた
キャブレターはヨシムラTMR‐MJNφ38mmを採用し、パワフルでありながら扱いやすい仕様にセットアップされた。なお、見た目も考慮し、ファンネルにはアルマイト加工されている
同社が空冷Zでつちかったノウハウを応用し、ゼファー1100用に開発したウインマッコイを装着。性能はもちろんのこと、オイルパンを交換しなくてもできるだけバンク角を確保するよう設計されている
スイングアームはタイヤの扁平率の変化を考慮して設計した同社のマッコイブランドがセットされている。それに組み合わせるリヤショックはカラーリングも意識してナイトロン製とした
コントロール性を重視してリヤブレーキシステムを構築している。ブレンボの2ポットキャリパーとガルファーのローターを組み合わせた。キャリパーサポートはケインズ製をチョイスしている
空冷Zでつちかってっきたノウハウと技術を注ぎ込み完成させたZEPHYR 1100のGT-M。 初期型をベースに、エンジンはJEのピストンを組み込み新車以上のパフォーマンスを発揮するべく手が加えられた。同時にエンジン外部のリペイント、フレームのダイヤモンドコーティングがほどこす。これに吸排気系を変更することで、よりパワフルかつ扱いやすい心臓に変貌を遂げた。 またマグネシウム鍛造ホイールで17インチ化と軽量化をはかり、社外サスペンションとオリジナルスイングアームとブラケットで車体のバランスを整えた。
| エンジン総排気量 | 1,135cc |
|---|---|
| ピストン | JEφ76mm |
| キャブレター | ヨシムラTMR-MJNφ38mm |
| エキゾーストシステム | ウインマッコイ |
| オイルクーラー | アクティブ ラウンド |
| ホイール | JBパワー マグ鍛JB3（ F:3.50-17・R:6.00-17） |
| タイヤ | ブリヂストン BT-014（ F:120/70-17・R:190/50-17） |
| Fブレーキ | キャリパー：ブレンボ ラジアル ローター：ガルファー マスター：ブレンボ ラジアルポンプ |
| Rブレーキ | キャリパー：ブレンボ2ポット ローター：ガルファー |
| Fフォーク | オーリンズ |
| ブラケット | マッコイ |
| Rショック | ナイトロン |
| スイングアーム | マッコイ |
| ペイント | ペイント・オブ・ジョーカー |
etc.
