フロントフォークに関しては、オーナー様自身がオーバーホールやモディファイを行なうため、社外品ではなくあえてゼファー1100純正を装着。ただし、そのまま装着させるのではなく、アウターにカシマコートを、インナーにチタンコートをほどこして差別化を図った
ハンドルバーはフロント荷重がかけやすいようにファナティックのローをセット。ハンドルポストにはウッドストックのメーターケースを使ってヨシムラのデジタルテンプメーターを装着
剛性アップと車体姿勢の適正化をねらい、ブラケットにはオフセット量が変更できるマッコイを採用
キャブレターは、ヨシムラのFCR‐MJNを採用。内部には燃料の霧化特性を追求して開発されたマルチプルジェットノズルが組み込まれており、昨今では人気のアイテムとなっている
独自のウレタンを使い、快適性に加えて路面からの情報を感じ取りやすいスプリームシート。空冷Z用に別注して開発したモノをセットした
現代の交通事情やチューニングされたエンジンであることを考慮して、冷却効果を高めるために大型のオイルクーラーを組み込む。選んだのはアクティブのラウンドタイプ・13段
エンジンはストリートメインではあるものの、パワフルな特性をねらって組み上げた。排気量はワイセコのピストンで1,197ccとし、カムシャフトにはレアなモリワキST-1を採用
ひと昔前の空冷Z用社外ステップは極端にバック&アップする傾向が強かったが、現代の目で見ると適正な位置ではないことも多い。そういった点を考慮して開発したのがマッコイのステップだ。操作性や外観にもこだわって製作した逸品
リヤホイールにリム幅6.00のワイドホイール&ハイグリップタイヤを履かせ、それとバランスを取るためにスイングアームにはマッコイを、リヤショックにはナイトロンとのコラボ品を組み合わせた
フロントブレーキはブレンボのキャリパーとサンスターとマッコイのコラボローターを組み合わせる。ちなみにキャリパーはキャスティングだが、街乗りメインのため性能的には十分と判断
エキゾーストシステムは扱いやすいパワー特性と大幅な軽量化、ジェントルなサウンドにこだわって開発したフルチタンのウィンマッコイをセット。美しい外観で定番の1本となっている
空冷Z系でチェーンを530化するのはカスタムシーンの定番だが、現在ではチェーンの耐久性がアップしたことから520化するケースが増えている。この車両でも520を組み込んだ
リヤブレーキはサンスターの小径ローターとブレンボのキャスティングキャリパーを組み合わせる。効きよりもコントロール性を重視しての組み合わせで、マスターもブレンボ製を採用
生産から40年以上経過したZ1が現代の技術とアフターパーツを駆使し現行モデルにも負けないパフォーマンスを手に入れました。フロントフォークはオーナー様自らがオーバーホールやモディファイを行なうことをお望みだったため、あえてゼファー1100純正を装着。ただしそのまま装着するのではなく、アウターにカシマコート、インナーにチタンコートを施しました。
| エンジン総排気量 | 1,197cc |
|---|---|
| ピストン | ワイセコφ76mm |
| カムシャフト | モリワキST-1 |
| キャブレター | ヨシムラ FCR-MJN φ35mm |
| エキゾーストシステム | ウインマッコイ |
| 電装系 | ASウオタニ SPⅡ |
| オイルクーラー | アクティブ |
| ホイール | (F)ラヴォランテ 3.50-17 (R)ラヴォランテ 6.00-17 |
| タイヤ | (F)ピレリ ディアブロロッソコルサ 120/70-17 (R)ピレリ ディアブロロッソコルサ 190/50-17 |
| Fブレーキ | キャリパー：ブレンボ4ポット ローター：サンスターマッコイ マスター：ニッシン別体式 |
| Fフォーク | ゼファー1100 |
| ブラケット | マッコイ |
| Rショック | ナイトロン×マッコイ |
| スイングアーム | マッコイ |
etc.
